こんにちは、クマ殿(@kuma_dono)です。
毒親についての記事を久しぶりに書こうと思いました。
もう何ヶ月も書いてなかったんですが、書こうと思ったきっかけは相変わらず世の中では「毒親」というワードが盛んであるから。
それだけ日本は毒親だらけなんでしょう。
私も親からふざけたことをよくされていて、そのたびに「なんでこんなことされないといけないんだよっ」と怒り、同時に疑問も抱いていました。
まあ説得しても無駄という結論に至ってからは、放置と距離置きで今は平和な日々を取り戻しつつあります(まだ回復途中)。
ということで、今回は私が体験(もっと色々あるとは思うけど)した毒親の言動について一つ一つ考察していこうと思います。
毒親あるあるを考察してみた

あなたを育ててやった
毒親育ちはみんな言われたんじゃないでしょうか?
言われた瞬間「何言ってんだこいつ?」と思わざるをえない発言。
子供が欲しくて産んだのは親自身、育てるのは当たり前でしょうが。
望まない子供だったとしても避妊しなかった、避妊に失敗した、中絶しなかったのは親の責任。
親自身の判断で産んだことに変わりはないはず。
おそらく子供を産んで育てる過程で親自身が自分の時間ややりたいことを犠牲にしてきたという被害者意識のようなものがあるんでしょう。
自分が勝手にローン組んで車を購入したくせに「俺はローン返済のために働いてやった」とディーラー担当者に言っているようなもの。
育てるのに◯◯円かかったから返して
「金を返せ」と言う以前に、そもそも養育にかかった費用は親が自分の意思で自分の財布・銀行口座から支出したもの。
親が”自分の意思”でね。
自分の意思で財布を開き自分の意思で暗証番号をATMに入力して、そのお金を養育に使ってるだけ。
子供が勝手に親の財布・口座から金を盗んだわけじゃない。
返す義務ないでしょ。
ホームセンターで買い物した見知らぬ客に「商品購入に2000円かかった、返せ」なんて言われたら、もう0.2秒で通報じゃないですか?
そういうことですよ。
育てるのにいくらかかったと思ってる?
知らんがな(笑)
明細書持ってこいや。
隣人が自宅をリフォームした後にいきなり自分の所に来て「リフォームにいくらかかったと思ってるんだ?」と言ってきたら「知らんがな」としか言えません。
即、クレイジー隣人認定すると思うんです。
毒親の言動ってそういうレベルなんですよ(笑)。
産まなければよかった
産まなければよかった?
だったらなぜ中絶しなかったの?
自分の判断ミスをあたかも子供が悪いかのように責任転嫁。
そもそも子供が産まれる以前の出来事(避妊しなかった、中絶しなかったなど)に対して、まだ存在していない子供に何の責任もないでしょ。
時系列がおかしいんだわ。
存在しないものに責任を押し付けようとするクズが毒親。
産んだんだったら最後まで責任持てや。
産んでやった
産んでやったのではなく、親が自分の判断で産んだのです。
このセリフを言われたら「産まれてやったから感謝しろ」とでも言っておきましょう。
ついでに「あなたより健全に発育していることも感謝しろ」と言い添えておくと、よりいいと思います。
あなたは橋の下で拾ってきた子
橋の下で拾うのは、おそらく子猫ぐらいだと思います。
もし本当に橋の下で人間を拾ってきたのなら、きちんと警察に通報しなければなりません。
連れ帰ったら誘拐になりますから。
もし、こういうセリフを親に言われたのなら、警察に行って「私は誘拐された子みたいです」と訴えてみるのもいいかもしれません。
毒親は毒親、あなたはあなた

このように毒親の言動には何ら合理性はありません。
彼らは自分が抱えている不満や不安感、ストレスを攻撃しやすい子供に吐き出しているだけ。
そういう意味で毒親に育てられた子供は感情のはけ口にされています。
学校や会社で自分より弱い人(弱いと勝手に思い込んでいる人)をいじめている未熟な人間がいますが、それと同じです。
彼らは卑怯者なので強い者をいじめる度胸はなく、弱いと決めつけた人にしか攻撃しません。
毒親というのは一言で言えば「精神的に未熟な存在」。
自分の抱えている心の問題を直視し、問題解決のための行動を取れない真の意味での弱者。
だけど、毒親に育てられたからといっても毒親とあなたは別人格。
肉体も精神も完全に独立している存在。
たまたま親がクソ野郎だったというだけであって、あなた自身が自信を失ったり自分を卑下する合理的な理由はないんですよ。
別に「自信を持って!」なんていう薄っぺらいセリフで毒親育ちの人を励まそうなんて思いません。
そんなことには何の意味もないから。
だけど、事実として毒親育ちの人が自信を失ったり自分を卑下する合理的な理由はないんです。
そもそも「自信を持って!」などと言われて自信が持てるなら、苦労しませんがな。
自分の心の底からきちんと納得できるようになれば、自然と自信も湧いて来るし、自分を卑下しなくなります。
そのために合理的理由がないという事実だけは知っておいてもらえたら嬉しいです。
とはいえ、毒親からボロボロにされた状態から復活していく過程が大変なのも事実。
毒親育ちの皆さんは、毒親のような卑怯な存在ではないはず。
毒親育ちの人が自分の心と対峙し困難に立ち向かい、自分の人生を取り戻せることを強く望みます。
あっ、毒親は捨てていいですよ。
ゴミはゴミ箱へ(笑)。


