前回に引き続きAvengerについての解説。
この記事ではAvengerのFX Section、Macro、MIDI Controllerについて解説します。
完結編です。
Avengerの使い方⑪
FX Section
緑枠からはSend、Master FX、それぞれのFXの状態を確認できます。
水色枠は現在表示しているFXモジュールのOn、Off切り替え。
黄色枠では出力先を選択。
ここでMASTER FXを選択した場合はMaster FXに設定したFXが直列接続されます。
ピンク枠からはPresetの選択や保存などを行います。
緑枠でFXのGainを調整します。
シグナルは水色矢印のように上から下に流れるので、FXの順序を変えたい場合は黄色矢印のようにドラッグして変更します。
また、ピンク矢印のようにFXスロット部分を右クリックすると、各種FXを選択してスロットに設定可能。
Macro
赤枠はモジュレーションコントローラーで、ノブを使用して変調します。
緑枠はマクロボタンで、ノブではなくOn、Offの切り替えで使用。
いずれも水色枠部分をドラッグ&ドロップでアサインします。
また、赤矢印部分を右クリックすると赤枠のようなメニューが表示されます。
これを選択すると、マクロボタン1と2が同時にOnになるのを避けることが可能。
これはマクロボタン1・2が同時にOnになった場合、アサインされているパラメーター同士が相互干渉したり、何らかの悪影響がある場合にそれを避けるために使用するモードです。
MIDI Controller
赤枠部分をクリックすると、シャッフル要素(ドラム・アルペジオパターン)、マスターフィルター、マスターボリュームのロックが可能。
Presetを新しく読み込んだ際に、設定を変更したくない場合にOnにします。
緑枠からは外部MIDI機器へのアサインが可能。
マークをリンクしたいパラメーターにドラッグ&ドロップすることでリンク完了。
水色枠は左からピッチベンド、モジュレーションホイール。
赤枠部分には様々なModulation Sourceがあり、Modulation Targetにドラッグ&ドロップしてリンクします。
ちなみにRANDOMは、その名の通りランダムな値によってModulationをするもの。
また緑枠のMWをクリックすると、AvengerのPreset(自作Presetは除く)に設定されているモジュレーションホイールの設定内容を再ルーティングできます。
以上でAvengerの解説終わります。
お疲れ様でした。