前回に引き続きAvengerについての解説を続けていきます。
この記事ではAvengerのShaper、Mod Matrixについて解説します。
Avengerの使い方⑥
Shaper
Shaperは歪み(Distortion)を与えるためのセクション。
赤枠をクリックして最大で4つまでShaperモジュールを追加できます。
緑枠からは歪みの種類を選択します、クリッククリック。
水色枠のノブで歪みの量を設定し、その隣の垂直スライダーでは鍵盤を叩くVelocityに対する歪みの反応を調整。
水色矢印はVelocity Curveの設定です。
赤枠と緑枠のように、このセクションには歪みに変化を付けるためのEQが2つ付いています。
それぞれにGain、Frequencyを調整するノブがあります。
水色枠をクリックすると、EQ1の帯域を左、EQ2の帯域を右に割り振り、音に広がりを持たせることが可能。
Mod Matrix
緑枠はMod MatrixのOn、Off切り替え。
水色枠をクリックしてModulation Sourceの追加が可能。
今回はLFO1を選択。
赤枠のようにLFO1がModulation Sourceとして追加されました。
また緑枠はModulation Source(今回はLFO1)のModulation Targetを示しています。
水色枠はModulation Sourceを、黄色枠はModulation Targetを個別にOn、Offするボタン。
ピンク枠はMod Matrixの初期化ボタンです。
オレンジ枠をクリックすると、展開表示されている部分を一度に折りたたむことが可能。
赤枠は、そのModulation Sourceに設定されているModulation Targetの数を表しています。
緑枠はModulation Targetを折りたたむボタン。
水色枠をクリックすると、Modulation Targetを新たに追加できます。
黄色枠をクリックして、具体的なModulation Targetを選択。
ピンク枠をクリックすると、Modulationの付加方式を選択できます。
% | Modulation Targetの現在値から100%までの部分(残り部分)を自由に追加できる |
---|---|
+ | Modulation Targetの現在値を加算する |
オレンジ枠を左右にドラッグして、Modulation量を調整します。
赤枠を上下にドラッグすると、Modulationが反応する早さ(遅れ)を調整します。
次に緑枠をクリックしてみます。
ここで赤矢印のようにドラッグして、ModulationのEnvelopeを調整します。
赤枠のマークをドラッグ&ドロップしても、Modulation Targetを設定できます。
赤矢印部分に表示されている三角形を上下ドラッグすると、Modulation量を調整できます。
次回からはLFOの解説に入っていきます。