前回に引き続きAvengerについての解説を続けていきます。
この記事ではAvengerのドラムシーケンサー、ステップシーケンサーについて解説します。
Avengerの使い方⑨
ドラムシーケンサー(DRM SQ)
ペンモード(後述)の状態でクリックすると緑枠のようにノートを追加でき、緑矢印のように上下ドラッグで移動可能。
水色枠は各ノートのベロシティを表していて直接上下して調整します。
黄色枠をクリックすると、編集内容をクリアできます。
ピンク枠をクリックすると、ペンモードになり、ノートの追加・削除が可能。
またオレンジ枠を選択すると、フレームモードとなり、ノートの複数選択や右クリックメニューからの編集が可能になります。
赤枠部分はノート領域で、ここのパラメーターは選択されているノートにのみ影響します。
緑枠はベロシティの調整で、垂直バーと連動しています。
水色枠は選択したノートのPanとPitchの調整ノブ、そしてノート長を変更するためのGate。
黄色枠では選択しているノートをロールさせたり逆再生させる設定をします。
前述のノート領域に対し、この赤枠部分はドラムシーケンサー全体の調整を行うエリア。
緑枠は、鍵盤から入力されたベロシティにどの程度ドラムシーケンサーが反応するのかを設定。
0にすると鍵盤からのベロシティは無視されます。
ドラムシーケンサー自体のベロシティ値を変更するわけではありません。
水色枠ではLENGTHでドラムシーケンサー自体の長さ、そしてSHUFFLEでスウィングを与えます。
黄色枠からはドラムシーケンサーの再生速度を設定。
ステップシーケンサー(STEP SQ)
緑枠をクリックすると、最大8つまでステップシーケンサーを追加可能。
水色枠からはプリセットの読み込み等を行います。
黄色枠にはステップが表示され、各ステップを上下ドラッグしてステップ毎のModulation量を調整。
また、ステップを右クリックすると削除できます。
ピンク枠からはモジュールのOn、Off切り替え。
赤枠からは再生速度、Stereo、Monoの選択を行います。
ちなみにここでStereoを選択した場合、画像のようにステップが上下に並んで表示され、上がL、下がRを表します。
緑枠はLENGTHでステップシーケンサー自体の長さ(ステップ数)、VOLMIXでステップシーケンサー自体のModulation量を調整。
水色枠でステップの輪郭を調整。
これにより各ステップの再生時におけるトランジェントを整え、クリック音の発生を防止します。
ノブを回すと水色矢印の曲線が変化していくので、ここを見ながらの調整。
黄色枠ではステレオ幅を調整可能。
ピンク枠からは各ステップの長さを調整、ピンク矢印部分が変化していきます。
また、オレンジ枠ではステップのDecayを設定。
これもオレンジ矢印の曲線が変化していくので、これを見ながらの調整になります。
赤枠ではModulationのフェードイン・アウトの時間を選択します。
緑枠はステップシーケンサーが開始されるまでの遅延時間を設定。
水色枠ではステップシーケンサーが有効になる範囲を指定します。
黄色枠ではステップに与えるスウィングを設定。
ピンク枠からはリリースモードを選択。
今回はここまで。
次回もこの続きでPitch Moduleの解説に入っていきます。