前回に引き続き、Xfer RecordsからリリースされているSerumの解説。
この記事から2回にわたってSerumのオシレーターセクションについて解説していきます。
Serumの使い方②(オシレーターセクション前編)
オシレーターセクションは上の画像のような構成になっています。
赤枠にはメインとなる2つのオシレーター(OSC A , OSC B)。
そして緑枠はSubオシレーター。
水色枠はNoiseオシレーター。
黄色枠からはFilter設定が可能。
それぞれの機能はピンク枠をクリックして、On、Offできます。
メインオシレーター
赤枠をクリックすると、ウェーブテーブルのプリセットをロードできます。
緑枠では左から、Octave、Semitone(半音)、Fine(Cent)、Coarseでそれぞれピッチ調整可能。
これらはダブルクリックで直接、数値を入力するか、上下ドラッグで変更します。
水色枠の波形ディスプレイ内をクリックすると、表示モード(2D、3D)を変更可能。
ではクリック。
すると赤枠のようにウェーブテーブル全体が3D表示されました。
ウェーブテーブルには赤矢印のように手前から奥に向かって256個のサブテーブルが配置されています。
ちなみに緑枠は現在選択されているサブテーブルの番号。
この画像では、1番目のサブテーブルにのみフレーム(波形)が存在する状態。
すると緑枠にウェーブテーブルが表示されます。
先ほどとは違い、各サブテーブルにそれぞれフレームが配置されていて、水色枠のWT POSノブで、演奏に用いるサブテーブルを選択。
黄色枠には選択されているサブテーブルの番号が表示され、その波形も黄色で強調表示されます。
Unison数ウィンドウを上下ドラッグして設定します。
そしてUnisonが有効な状態でDetuneを設定し、BLENDノブでDetuneのかかったサウンドの量を調整。
緑枠ではPHASEノブで波形の再生開始位置を変更できます。
またRANDノブを回すほど、その再生開始位置をよりランダムに設定できます。
水色枠はPanと出力レベル設定。
赤枠をクリックして表示されるメニューから、ワープモードを選択。
ここで選択したモードによって様々な波形変化がもたらされ、その程度は緑枠のノブで調整します。
水色枠には、その変化がリアルタイムで表示されます。
次回はオシレーターセクションの残りについて解説していきます。