Fabfilter Simplonは前身のフィルタープラグインであるVolcano2を使いやすくシンプルにしたプラグイン。
CPUパワーの消費量も抑えられパラメーターの数も最低限のものとなっています。
Fabfilter、Wavesなど高品質なプラグインはどうしても使用にあたってPCスペックを考慮しがち。
そんな中でも、このSimplonは比較的導入しやすいプラグインです。
ということで今回はこのSimplonの使い方を解説していきます。
Simplonの使い方
緑枠はプリセット一覧で、Save asからSimplonの全セッティングをプリセットとして保存することも可能。
緑枠内の左右にある三角マークを押すとプリセットを順番に試すこともできます。
赤枠はフィルターセクションで、2つのフィルターが用意されています。
赤矢印がその2つのフィルターを表していて、この丸部分を直接ドラッグして調整することも可能。
緑枠ではそれぞれのフィルターを個別にOn、Offできます。
水色矢印のノブではカットオフ周波数の変更が可能。
オレンジ枠のノブはレゾナンス調整に使用します。
そしてピンク枠ではフィルターのスロープ、フィルタータイプを選択。
黄色枠からは2つのフィルターのルーティングを決定します。
SERIAL | 2つのフィルターを直列に接続、シグナルは1つを通過後もう1つに入る |
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PARALLEL | 2つのフィルターを並列に接続、シグナルは両方に同時に入る |
FabFilter One | 汎用的な使用に適した特性 |
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Gentle | より滑らかでクリーンな特性 |
Raw | オーバードライブを多く持つ独特な特性 |
赤枠のノブからはInput、Outputのボリュームを調整します。
ちなみに赤矢印部分をドラッグすると、両方のフィルターの位置関係を保ったまま調整可能。
緑枠からはDry/Wetの調整をします。
水色枠ではMIDIコントロール機能のOn、Offを選択。
黄色枠をクリックすると、MIDI Learnモードに入ります。
このモードに入った後、関連付けをしたいパラメーターをクリックし赤枠表示させた状態で、MIDIコントローラーのスライダーなどを動かすと関連付けが完了。
最後にもう一度、オレンジ枠をクリックしてMIDI Learnモードを終了します。
またピンク枠をクリックするとMIDIメニューが開きます。
Clear | MIDIパラメーターの関連付けを削除 |
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Revert | 最後に保存されたMIDI設定に戻る |
Save | 現在のMIDI設定を保存(Revertを実行すると、ここで保存したものに戻る) |
解説はこんな感じです。
特に難しくもなくサクッと使えるお手軽な感じです。