以前、SynthMasterについて解説記事を書きました。
今回はVengeanceからリリースされているシンセ、Avengerについて。
この記事ではAvengerのブラウザ機能を中心に解説しています。
Avengerの使い方①
はじめに
赤枠では、ズーム倍率の変更に加え、Preset名をダブルクリックしてリネームも可能。
一番右の三角マークでPresetを順番に移動できます。
また赤矢印の点々をドラッグして、そのすぐ下にあるブラウザ内にドロップすることにより、Presetを好みのカテゴリに保存することも可能。
緑枠をクリックするとPresetのLoadやSave、設定の初期化などを行えます。
水色枠を左クリックでUndo、右クリックでRedo及び変更したパラメーターの一覧(最新の11個)も確認可能。
黄色枠には使用しているオシレーター(Osc)数、CPU使用率、DAWのテンポなどが表示されます。
さらに黄色矢印部分をクリックするとグローバルの最大Voice数を設定可能。
ピンク枠はOutput Level MeterとMaster Volumeノブ。
オレンジ枠は左からShuffle Factor、Master Filter、Master Volumeのロックボタン。
各ボタンをクリックすることにより、それらの項目をロックし、新しくPresetを読み込んだ際に変更されないようにできます。
ブラウザ
ブラウザはCONTENT、INFO、FILESの3つのタブから構成されています。
まず赤枠のCONTENTを選択。
緑枠はカテゴリの一覧で、クリックで選択できます。
水色枠は選択したカテゴリに含まれているPreset一覧。
Presetはダブルクリックでロードできます。
黄色枠はPresetを右クリックした際に表示される画面で、そのPresetのリネームやDelete、Duplicate(複製)などを行えます。
ピンク枠では、星マークをクリックして好みのPresetをお気に入りにできます。
移動すると赤枠にBankが一覧表示されてますね、と言っても現時点で一つしかないですが。
緑枠をクリックすると、一行あたりの表示数を変更可能。
緑枠で検索したいPresetに該当するタグ(ジャンル、カテゴリなど)を複数選択。
また検索ワードを入力して検索したり、アーティストを選択できます。
水色枠には、左から検索設定のクリア、FAVOURITES ONLY(検索結果からお気に入り登録されているもののみ抽出)、検索結果に基づいたPresetをランダムでロードするSURPRISE!ボタンが配置。
黄色枠には検索結果が表示されます。
ピンク枠をクリックすると、検索結果をアルファベット順、カテゴリ順のどちらかで並び替えできます。
すると現在ロードされているPresetの情報が表示されます。
緑枠で、そのPresetに関連するタグを選択。
水色枠ではコメント、アーティストを入力できます。
赤枠をクリックすると、コンピューターの全ドライブを参照できるようになります。
緑枠にフォルダが一覧表示されるので、開くと右側にファイルが一覧表示。
水色枠のファイルをOSCやDRUMSなどへインポートする場合はドラッグ&ドロップ。
ファイルを右クリックすると、黄色枠のような表示が出ます。
ここから、音声ファイルの形状などの変換を行えます。
新しく独自のBankを作成するには、Bank一覧画面(赤矢印部分)で右クリック。
次に赤枠をクリックします。
すると新しく空のBankが作成されるので、それを右クリック。
そして赤枠をクリックしてBankフォルダを開いてみます。
ここにBankのアイコン画像も保存されているため、変更も可能。
新しくPresetを保存する場合も、ここのPresetフォルダを選択して保存していく感じですね。
今回はこんな感じ。
シンセは基本的な構造は同じでも、細かい機能、使い勝手などはやはりそれぞれ異なってくるもの。
ただ基本構造が頭に入っているだけでも、理解のスピードも違ってきます。
というわけで、次回からはOscの解説に入っていきます。