前回に引き続き、EchoBoyの解説です。
EchoBoyの使い方②
緑枠をOffにすると、Echoは赤枠で設定したテンポに従うようになります。
これによりEchoをオングリッドから適度にずらして、より自然な感触を得ることが可能。
Onの状態では、着信MIDIクロックに従います。
水色枠はEchoにGroove感、ノリを与えるもの。
ShuffleとSwing、2つのテイストどちらかをノブで調整します。
黄色枠では、ノブを右に回すとプリディレイのようにEcho自体を遅らせることができます。
左に回すと、逆にEchoの発音タイミングを早めることが可能。
緑枠では、EchoBoyの入出力ゲインを調整。
水色枠からはEchoの種類を変更できます。
黄色枠をクリックすると、Style Editorを表示できます。
ではクリック。

このStyle Editorを使用すると、選択しているEcho Styleをさらに細かく設定可能。
緑枠は3バンドのEQ。
GAINノブでは最初のEchoのブースト、カットを行います。
そしてDECAYノブでは、後続のEchoリピートのトーン変化を調整。
黄色枠からはEchoの拡散について設定します。
AMOUNTノブで拡散の程度を設定。
SIZEノブでは拡散の特性を設定します。
ピンク枠では、このDiffusion機能をシグナルパスのどこに配置するのか設定。
POSTにするとシグナルパスの最終段階にDiffusionが挿入されます。
またROOPに切り替えると、フィードバックループ内に挿入され、フィードバックのたびに拡散が増幅されます。

緑枠は、どの程度の深さでピッチを揺らすのか設定。
水色枠からは揺れの速さを設定します。
黄色枠では、ノブを左に回すと異なるEchoパス同士の揺れが徐々に非同期化。
逆に右に回すとステレオのLとRのピッチ変動が徐々に逆位相になっていきます。
つまりLがピッチアップすればRはピッチダウンするという感じ。
ピンク枠のFBスイッチを上に切り替えると、最初のEcho、フィードバックによって生じるEchoの両方にWobble機能が適用されます。
またOUTスイッチをOnにすると、Wobble機能がWetにのみ適用。
オレンジ枠からは揺れの形状(波形)を選択します。

ここの設定は、前述したメインパネルでのSaturation設定と関連して機能します。
緑枠はDecayにおけるSaturation、水色枠では出力に対するそれを設定。
黄色枠からはSaturationタイプを選定します。




