SoundtoysからリリースされているCrystallizerは、リバースエコーを基にピッチシフト、Spliceなどを組み合わせてサウンドを変化させるプラグイン。
世間はコロナウイルスで大変ですが、こういう時こそ家にこもってDTMをすべきだと思うんですよ。
ついでに新しいプラグインもポチっと・・・
なりそうですよね。
ということで今回は、このCrystallizerの使い方を解説していきます。
Crystallizerの使い方
緑枠では動作を1つ前に戻すことができます。
水色枠はSoundtoysからの情報やプラグインをバイパスするためのボタン。
緑枠ではサウンドのピッチをセント(1/100半音)単位で上下3オクターブずつ変更できます。
1オクターブ=1200セント(12半音×100セント)
水色枠からはSplice長を設定。
これはサウンドをある長さで切り取ったもの(Splice)の時間的長さ(msあるいはノート長)を設定するもの。
黄色枠ではDry、Wet間のDelayタイム(msあるいはノート長)を設定します。
ピンク枠の矢印をクリックすると最小単位で数値を変更可能。
オレンジ枠ではフィードバック量を調整します。
このレベルを超えた時にのみ、黄色枠のGATE/DUCKがOnになります。
緑枠はWetの再生方向を切り替えるもの。
FORWARD | 通常再生 |
---|---|
REVERSE | 逆再生 |
水色枠では、MIDIに同期するか否かを設定します。
この設定によりSPLICEノブ、DELAYノブの設定単位も変わります。
黄色枠は前述しましたが、GateとDuckingをするためのノブ。
中央がOffで、右に回すとDucking、左に回すとGate効果が追加されます。
ここで設定したレベルは、あくまでもWetに対して影響するもので、Dryには影響しません。
緑枠をクリックすると、Tweakメニューを開くことができます。
ではクリック。
すると赤枠部分が追加表示されます。
このTweakメニューには、さらに細かい設定をするためのパラメーターが揃っています。
緑枠ではDetuneを設定することができ、ノブの値だけRのピッチが上へ、Lが下へシフト。
例えば10セントに設定した場合、Rが+10セント、Lが-10セントだけシフトされます。
水色枠では、ノブで設定した値(%)だけRのSplice長(SPLICEノブで設定した値)が短くなります。
例えば50%に設定した場合、RのSplice長は本来の半分(Lはそのまま)。
黄色枠では、ノブで設定した値(%)だけRのDelayタイムを短くすることが可能。
例えば10%に設定した場合、RのDelayタイムは本来の値から10%短くなります(Lはそのまま)。
ピンク枠からは各Splice間のクロスフェードの長さを設定し、移行をスムーズにします。
赤枠は、それぞれ12dB/OctのシンプルなHigh Pass・Low Passフィルター。
これはWetにのみ適用されます。
緑枠からは、入力がThresholdを超えた時(Gate・DuckがOnになった時)に、どれくらい速くGate・Duckが効き始めるのか(Attack)、どれくらいの時間をかけて元の状態に戻るのか(Release)を設定。
水色枠では、フィードバックがステレオサウンドにどう影響するのかを設定します。
MIXED | L・Rのフィードバックシグナルはミックスされ、スピーカーのL・R両チャンネルへ流れる |
---|---|
DUAL | L・Rのフィードバックシグナルは、それぞれスピーカーのL・Rチャンネルへ流れる(LはL、RはRへ) |
PING-PONG | L・Rのフィードバックシグナルは、スピーカーのL・Rチャンネルへ交互に流れる |
黄色枠では、Duck・Gateをどのシグナルに対して行うのかを設定。
OUTPUT | Duck・GateをOutputにのみ適用 |
---|---|
FEEDBACK | フィードバックにのみ適用 |
BOTH | 両方に適用 |
解説はこんな感じ。