Xfer RecordsからリリースされているSerumの解説7回目。
この記事ではSerumのEnvelopeとLFO、Modulation・Macroコントロールなどについて解説していきます。
Serumの使い方⑦(Envelope, LFO, その他)
Envelope
緑枠のように3つのEnvelopeを設定可能。
クリックするとそれぞれのEnvelopeの設定画面が表示されます。
また右クリックをすると、割り当て先のバイパスや削除が可能。
ちなみに各Envelopeの右端の数字は、そのEnvelopeがいくつのパラメーターに割り当てられているのかというもの。
水色矢印のようにEnvelopeを設定したいパラメーターにドラッグ&ドロップして割り当てます。
最後に黄色枠を上下ドラッグして変調量を設定。
グラフを直接ドラッグして調整することも可能です。
緑枠をクリックしてOnにすると、Envelope波形の開始と終了がビューワーの端に固定された表示になります。
Offにすると黄色枠が有効になり、上下ドラッグで自由にズーム倍率を設定可能。
LFO
緑枠のように4つのLFOをが表示されていますが、LFO4を使用していればさらに追加され最大で8つまで使用可能。
割り当て方法など基本的な扱いはEnvelopeと同じです。
水色枠では、LFO波形のプリセット読み込み、保存が可能。
黄色枠からは、グラフエリアのグリッドサイズを変更できます。
波形の上でダブルクリックすると、編集ポイントの追加、削除が可能。
ピンク枠ではノートに対して、どうLFOが動作するのかを選択します。
TRIG | ノートのたびにLFOを再トリガーする |
---|---|
ENV | LFOはグラフの右端まで行くと停止(一度のみ再生) |
OFF | ノートに関わらずLFOが作動(ノートにトリガーされない) |
BPM | OnにするとBPMに同期した動作をする |
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ANCH | BPMがOnの状態でこれをOnにすると、RATEノブで設定した拍に合わせてLFOが再生されます |
TRIP | BPMがOnの状態でこれをOnにすると、三連符でも時間制御可能になります |
DOT | BPMがOnの状態でこれをOnにすると、付点音符でも時間制御可能になります |
緑枠では、RATEノブでLFOの再生速度、RISEノブでLFO波形が実際のサウンドに影響を与えるまでの時間(反応の緩やかさ)を設定。
またDELAYノブで設定した値だけLFO波形が遅れて作動します。
水色枠のSMOOTHノブでLFOの出力をスムーズにします。
Modulation・Macroコントロール
赤枠はMIDIキーボードなどのモジュレーションホイールで操作するパラメーターを割り当てるためのもの。
赤矢印のようにドラッグ&ドロップで操作したいものに割り当てる(複数可)と、モジュレーションホイールで操作できるようになります。
緑枠はMacroコントロール。
これも緑矢印のように操作したいパラメーターにドラッグ&ドロップで割り当てます。
ただし、操作は緑枠内のノブで行います。
水色枠をダブルクリックすることで、名前の編集も可能。
Velocity Source, Note # Source
赤枠部分をVelocityやNote Numberを好みに調整したいパラメーターにドラッグ&ドロップ。
緑枠のグラフ領域でそれらを調整していきます。
Voicing
緑枠のMONOクリックしてOnにすると、一度に再生できるサウンドが一つだけになります。
またLEGATOをOnにすると、サウンドから次のサウンドへスムーズに移行。
水色枠では同時に再生できるサウンドの数を設定します。
黄色枠は1つのボイスで可能な再生数のうち、現在いくつが再生されているかを表示します。
これでSerumの解説は完了しました。